対中日第2戦 3-1 ○秋山 ●ジー
逆転負けを喫した前回登板の悪夢を払拭し、秋山が今季初勝利。打線はジーの巧みな投球に翻弄されながら3点を取り、リリーフ陣が懸命にリードを守り切りました。例によって今回もポイントを。
①まるでメッセ?!今季の秋山の新スタイル
②まだまだ厳しいロサリオ
③早くも出番の多いリリーフ陣。休ませるために、大勝が欲しい
①6回以外は全く危なげなかった秋山。
時折浮いた球や逆球はあるものの、基本的には直球・変化球ともに両コーナーにビッタビタ。昨年と同様、今年もコントロールは健在です。ただ、昨年と違う部分が1つ。「カーブ」です。(ナックルカーブ表示になっていますね)
他の球種と軌道やタイミングが異なるカーブを織り交ぜ、打者を幻惑しさらなる選択肢を突きつけるそのスタイルは同僚のメッセに似ています。
打者が直球系に的を絞ってきている様子を察知した時、マークしている打者の目先を変えたい時、非常に有効です。(それと、カーブを投げた後って不思議と直球が指にかかりやすい感覚があるんですよね。直球の微修正という意外な効果もあります。)
このあたり梅野は良く心得てるなぁという印象で、昨年からメッセを巧みにリードしている経験が生きているのではないでしょうか。今年も秋山は期待できそうで何よりです!
※余談ですが、藤浪も是非カーブを投げて欲しい。カーブが試合で使える・使えないに関係なく、直球の感覚向上のために、です。キャンプでは試投してる報道もあったのですが。。
②今日はヒット一本でたようですが、まだロサリオは本調子ではないと思います。昨日も書かせて頂きましたが、タイミングの遅れですね。
現状だと、詰まった打球が二遊間に転がったりやライト前に落ちたり、というのが精一杯なイメージ。長打が出るとしたらスライダーやフォークなどの半速球がベルト近辺に浮いた時。この手のタイミングが遅れてる打者は、半速球がちょうど良いのですが、そのミスだけはやるまいと相手バッテリーも十分に分かっているようです。
現状だと
投手のテイクバック時に左足を上げ始め、
リリース時に左足を捕手側に捻転し、
ボールがおよそ半分通過したときにようやくステップしています
むしろこれでよく前に飛んでいますよ。よほどバットスピードとパワーがあるのでしょう。
投手のリリースと左足のステップを合わせるくらいで良いと感じました。勿論球種によって最適なタイミングは変わりますが、今のロサリオに求められるのはまず直球をしっかり捉えることですし。
タイミングさえ変われば大幅に良化するはずです。かつての新井さんや俊介のようにテイクバックで余計な動作をするといった類ではないので
③打線爆発による大勝は②とリンクしていますね。ロサリオが打ってくれれば自ずと楽な展開は増えるはずです。今のところ活躍してくれていますが、終盤のリリーフ陣のバテは近年の阪神が解消できていない課題。優秀な外国人助っ人をはじめとしたリリーフ陣が最後まで役割を全うしてこそ優勝が見えてきます。
頑張れロサリオ!